いのちと玩具

 年が明けました。2012年です。
 被災地のこととか思うと、おめでとうとかちょっぴし言いづらいですネ。

 震災の前から、“いのちと玩具”というのを、ずっと考えていました。
 瓦礫の中に玩具があったり、ちょっとケースが違いますが交通事故現場など遺族の家に玩具があると、なんともいえない悲しい気分になります。
 海の藻屑に混じってガンプラが沈んでるとか。命を奪われた子どもの死亡現場に献花といっしょにソフビ人形があるとか。
細かいことは憶えてないですが、暴行を受けて命を奪われた子どもがアニメキャラやディズニーのTシャツを着ていたりとか。とても悲しいんです。
 メディアの向こうや想像の世界ではヒーローやヒロイン、マスコットキャラがユーザーの心を楽しませてくれますが、そのキャラクター商品は物理的にユーザーを震災から救ったり病魔を撃退したり、いじめから助けてくれたり犯罪者をやっつけてくれたりはできません。

 ミラーマンのヘルメットをかぶっていた子どもが交通事故に遭い、そのヘルメットのおかげで軽傷で済んだ、といったニュースも昔あったみたいですし、近年でも仮面ライダーの変身ベルトを模した電池式蚊取りが、日本脳炎から子どもを守ったかもしれませんが、まあそれら実用品は特殊な例としまして。
 玩具というものは原則的に脳に作用する性質の商品ですので、現実世界で物理的にユーザーを助けることはできません。
 また、玩具デザイナーの分際で人を癒すとか、思い上がりにもほどがあるという向きもあると思います。
 そこまで実力が追いついていないのも自覚しています。
 でも。でもでも。
 なんかできないかな、と思うのです。

 自分の仕事が人様を一瞬一秒でも癒せるよう、地道に追求していく所存です。
 よろしくお願いしますというのは依存っぽいので今年は言いませんが、良い年になりますように。
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プロフィール

DOGMASK

Author:DOGMASK
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・おもちゃデザイナー
・絵描き
・ライター(主に時代劇・玩具)
・物語描き

東京は八王子に住んでおります。1970年2月24日生。
必殺シリーズおよび時代劇全般と可動フィギュアを愛しており、なんとかその辺界隈で食いつなぐべく、日々邁進しております。
変形ロボットデザインしたり、萌えフィグデザインしたり燃えフィグデザインしたり、メカデザインしたり怪獣デザインしたり、衣装デザインしたり変身ヒロインデザインしたりしています。
『ミクロマン200X』『武装神姫』『トランスフォーマーGT』『マイティレディ・ザ・シリーズ』『魔法少女てんてるマロン』キャラクターデザインワークス、
『必殺シリーズ完全殺し屋名鑑』『必殺シリーズ完全闇知識』『必殺DVDマガジン』『必殺仕事人2009公式ガイドブック』執筆編集などなど。
年に一回は出雲に行かないと死ぬ病気です。ああもう死んだ。

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